DCジャック調達
相変わらず、ゆっくり進行の「ATX-X68電源変換ユニット」。
今回は、千石電商にて「パワーDINコネクタ」という特殊なDCジャックが調達できたので
ちょっと構造設計を見直してみました。
何故、DCジャックが必要なのか。
それは、電気用品安全法対策ですw
「ATX-X68電源変換ユニット」が電気用品安全法の対象外となる為には、ACアダプタ
との接続ポイントが「容易に取り外せる」ことが必要です。
ところが、現在組み込みを想定している「PLS180」は、DCジャックの向きがX68kの
内部を向いてしまい、ケース収納後はPLS180のACアダプタとATX-X68電源変換
ユニットが一体(工具がないと分離できない)になってしまう。
…これはマズい。
という事で、DCジャックをX68k本体外に向けて設置する必要がありました。
(PLS180以外を採用したとしても状況は同じです)
DCジャック設置なら、そう難しい話じゃなくね?とお思い…ですよね^^;
そう容易には事が進まないんです。
100W近い消費電流を想定しなければならないので、ACアダプタからの電圧が20Vだと
すると、通過電流が5A以上、というのをクリアする大電流DCジャックが必要です。
ところが、一般的に売ってる丸型DCジャックの電流容量は、せいぜい3A程度。
全く足りません。
そもそもPLS180で使われてる特殊DCジャック、こいつぁ何者だ?って事で色々調べた
結果、「パワーDINコネクタ」というものであることが判明。
定格 DC20V7.5A。充分使えます。
でもこれ、存在は分かっていながら、中国メーカーからの調達ルートがわからず、
お手上げ状態でした。シャープの液晶ディスプレイ用ACアダプタにも使われてた位
なので、信頼性はそれなりにあるハズなんですがねぇw
で、最近、ようやく千石電商さんが取り扱いを開始してくれたので、調達してみた次第。
形状が判明したので、受電部の構造を再設計してみたら、こんな感じになりました。
(この絵は暫定です)
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