2010年2月28日 (日)

DCジャック調達

相変わらず、ゆっくり進行の「ATX-X68電源変換ユニット」。
今回は、千石電商にて「パワーDINコネクタ」という特殊なDCジャックが調達できたので
ちょっと構造設計を見直してみました。

何故、DCジャックが必要なのか。
それは、電気用品安全法対策ですw

「ATX-X68電源変換ユニット」が電気用品安全法の対象外となる為には、ACアダプタ
との接続ポイントが「容易に取り外せる」ことが必要です。

ところが、現在組み込みを想定している「PLS180」は、DCジャックの向きがX68kの
内部を向いてしまい、ケース収納後はPLS180のACアダプタとATX-X68電源変換
ユニットが一体(工具がないと分離できない)になってしまう。
…これはマズい。

という事で、DCジャックをX68k本体外に向けて設置する必要がありました。
(PLS180以外を採用したとしても状況は同じです)

DCジャック設置なら、そう難しい話じゃなくね?とお思い…ですよね^^;
そう容易には事が進まないんです。

100W近い消費電流を想定しなければならないので、ACアダプタからの電圧が20Vだと
すると、通過電流が5A以上、というのをクリアする大電流DCジャックが必要です。

ところが、一般的に売ってる丸型DCジャックの電流容量は、せいぜい3A程度。
全く足りません。

そもそもPLS180で使われてる特殊DCジャック、こいつぁ何者だ?って事で色々調べた
結果、「パワーDINコネクタ」というものであることが判明。
定格 DC20V7.5A。充分使えます。

でもこれ、存在は分かっていながら、中国メーカーからの調達ルートがわからず、
お手上げ状態でした。シャープの液晶ディスプレイ用ACアダプタにも使われてた位
なので、信頼性はそれなりにあるハズなんですがねぇw

で、最近、ようやく千石電商さんが取り扱いを開始してくれたので、調達してみた次第。
形状が判明したので、受電部の構造を再設計してみたら、こんな感じになりました。
(この絵は暫定です)
X68powerkk

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2010年1月 5日 (火)

2010年がやってきた

あけましておめでとうございます。

半年ぶりの更新が新年挨拶…orz
相変わらずの遅筆っぷり、申し訳ない。
今年は改善できるのか?分かりませんが
宜しくお願い致します。

新年早々、こんな事を申し上げるのはどうなのか、とは思うのですが
ATX-X68電源変換基板、販売まで持っていけそうもありません。

問題なのは、勤めている会社の就業規則でして…
その中に「アルバイト禁止」というのがあります。
現物が完成したとして、ある程度売れた場合、それが不規則だとしても
一定の副収入があったら、それをアルバイトとして咎められる可能性が
無いとは言えません。

出来れば完成まで持っていきたいところですが、その先に、基板ガーバー
データと部品表、組立図、電線まとめ図面をお渡しして、部品調達・製作・
販売までして頂けるようなところがあればいいんですが…
(もちろん私は提出した設計資料に対する対価は一切頂きません)

ん?待てよ?無償譲渡って何か問題ないのかな。
何だか色々と問題がありそうな。どうなんだろ。

とりあえず、設計は進めます。亀より遅いかもですが。

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2009年8月29日 (土)

X68kにSSDを内蔵してみた(前編)

大変ご無沙汰しておりますorz
半期に一度しか投稿しないってどーなんだ、とか思いつつ。

今回は、X68kにSSDを内蔵してみました。動作確認まで出来ていないので前編です^^;
なんだか既出感たっぷり><
たぶん、既にどなたか試された方もおられると思います。まぁ2番煎じでも、一応やって
みたとゆー事で^^;;

接続対象機種、今回はACEにしました。元々のI/FはSASIですが、拡張スロットに
Mach-2を装着して、SASIコネクタを撤去、そこからケーブルでHDDまで接続する、
というHDD(SSD)内蔵実験も兼ねています。

えーと、まずはSSD。一番小さい容量を選択しましたが、これでもX68kにとっては
大容量すぎて持て余します^^;
Dscn0009

I/FはシリアルATAばかりなので、SCSIに変換する必要があります。
今回は、ACARDのARS-2000SUPというものを買ってみました。
Dscn0001

これは外側3.5インチHDDサイズのケースになっていて、2.5インチのシリアルATA-HDD
を内蔵するようになっています。とりあえず開けてみましょう。
Dscn0003

オリジナルのでっかいコントローラが見えますねぇ^^;
これ一つで、シリアルATAから50ピンSCSIへ一発変換してくれるので有難いです^^

早速、これにSSDを内蔵。こんな感じになります。
Dscn0004

えーところで…私はX68kのHDD内蔵モデルを持ったことがありません。
なので、内蔵HDDを収納するスペースは…
Dscn0006

こういう状態しか見たことがありません。ハテ、どーやって内蔵するんだろ??
とりあえず押し込んでみましたw
Dscn0007

ムリヤリだなぁ^^;

えーと、今回ここまで(ぉ
SCSIの内蔵50ピンを外出しする変換コネクタと、アンフェノール50ピンケーブルが
まだ届いていないので、SCSI接続がまだ出来ておりません^^;

というワケで、続きはまた近いうちに…

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2009年4月21日 (火)

オリゲー・フェスタ☆68 第12回

毎度、放置し過ぎてて申し訳ない…;;

今年も行われる「オリゲー・フェスタ☆68」。一昨年はサークル参加できたものの、
昨年は一般参加、今年は参加すら怪しいという…orz

いや、本当はサークル参加したいんですがね。出展できるネタが無いワケです。
X68-ATX電源変換基板が全く進捗してない、ってのがね…
そろそろ動こうよ>自分

というワケで、極力一般参加で出没したいなぁ、とは思っているワケです、はい。
イベントの詳細はこちら

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2008年9月27日 (土)

iPod nano(第4世代)をX68kに繋いでみた

久々にUSB機器をX68kに繋いでみるテスト。
まずはusbmonを起動。
Dscf0130_2

5V通電開始してみる。
Dscf0131_2

とりあえず変化なし。次にセットアップしてみる。
Dscf0132_2

Dscf0134_3
ぬぅ、セットアップは失敗。でもiPod側は接続を認識。

Dscf0135_2
どうやら充電も開始しているようだ。
あ、X68kの(Nereidの)USBポートは余力が無いので、充電用途は推奨できないw

Dscf0136_2
diコマンドで5Vを遮断、ipod画面でも切断表示が出た。

なるほどねぇ、第4世代iPodは、ただ5Vを繋ぐだけじゃ充電できなくて、何かアクセスして
あげれば充電開始すると…ん?なんか趣旨が違ってきてないかい?w

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2008年9月15日 (月)

サンプルきたー!

前回の日記で検討してたリニアテクノロジーのICですが。
無料お試しサンプルが届きましたw
Dscf0122

まだ動作チェックするところまでは行ってません…。
今ある基板に無理やり乗せてもいいんですが、たぶん新基板起こす事になるでしょう。
(電流検出のところがシビアなので)

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2008年5月10日 (土)

回路変更を検討中

X68-ATX電源変換基板ですが。
搭載を検討していたICの過電流保護機能が「単純遮断」なので、起動時の突入電流を
制限して遮断を回避する回路を設けたものの…X68側の負荷容量に依存しちゃうので
パラメータが決められず、設計が頓挫しておりました。

で。つい先日、リニアテクノロジーのHPを見に行ったら…
なんか使えそうなICがオススメに入ってるじゃないですか!
LT4356-1…こいつは設定した電流になると遮断、ではなく、設定電流を超えないように
制限して、制限状態が続くと遮断、という動きをするもの。
あと過電圧入力もクランプして一定電圧を維持するようになってる。

…それなんて3端子レギュレータ?ヽ(゚∀゚)ノ アヒャ

これは使い易そうだ、って事で早速回路図を弄ってみたw
Photo
とりあえず5V側だけ書き換えてみたけど、そんなに大きく違わない感じ。
サンプル取り寄せて実験してみますかね^^

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2008年4月26日 (土)

オリゲー・フェスタ☆68

えーと。御無沙汰しております。年明け以降、更新してなくて申し訳ないorz

X68-ATX電源変換基板ですが、全く進捗が無いまま今に至っております。
決して開発を中断したわけではなく、継続する意思はあるのですが…
諸般の事情がありまして。。。
出来れば年内には完成させたいぞ!(魂の叫び)

そういった状況で、昨年はX68-ATX電源変換基板で出展しましたオリゲー・フェスタ☆68
ですが、今年は何の進展も無く同じ展示内容になってしまう事、そもそも出展準備すら
出来そうに無いことから、今回は出展を断念致します。なんてこった…orz

でも見に行く事は出来そうなので、とりあえずチケットは入手しました。
68
ぴあで買ってみましたw深夜でも購入できるので有難いです^^

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2007年12月 9日 (日)

ATX-X68電源変換基板-修正-

久しぶりの更新です。
ATX-X68電源変換基板ですが、実は不具合が何点か見つかっています。
・電源OFFでオートイジェクトできない、キーボードLEDが消灯しない
・スイッチON→立ち上がりに異様に時間がかかる
・不具合ではありませんが、過電流カットの動作が確認できていない←最重要だろーがwww

スイッチON時の立ち上がりが遅いのは、FETのゲート抵抗(遅延抵抗)がテキトーに入って
て定数選定してないせいなので後回し(ぉ。問題は電源OFF時。

確か電源OFF指令はBIOSの最後の所の筈なんですが…
どうやらその時点では周辺装置(FDDやキーボード)の終了処理が終わっていないよう
なのです。本体が周辺の終了を感知せずに電源を切りに行ってるのかな?

つまり。電源OFF指令が出てから周辺の終了処理が完了するまでの間は、ATX電源
とX68との間の接続を切ってはならない!という事。

電源OFF指令を受け取ったATX電源は、通電カットを行ってready信号を落とすので、
今回試作した回路ではATX電源からのready信号を見て通電ON/OFFを制御させた
のですが。。。マズかったみたいですね><

という事で、ready信号による通電ON/OFF処理は行わない、という回路に改造。
Dscf0067
こんな感じで、まずは切り貼り改造して動作確認しました。
…とりあえず大丈夫なようです^^

今回、回路の変更が必要な事が判明したわけですが、まだ改造ポイントが出てくるかも
知れないので、今はまだ基板の改訂は着手しません。
FETのゲート抵抗調整は後ほど~っていつだyo!^^;;;

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2007年6月15日 (金)

電子負荷装置を発注w

個人でこーいうの買っちゃうのはどうかと思うがw
Lw75151dva

TEXIO(旧KENWOOD)製、電子負荷装置LW75-151Dというものですw
今開発してるATX-X68k電源変換基板には欠かせない、
何アンペアで過電流保護されるかをチェックできる装置。
開発時の動作チェックは勿論のこと、量産になった場合の
出荷検査装置としても使うものです。
この手の製品としては安い。けど、個人では容易に手を出せない、
なかなか厳しい価格でありました><;

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